出産後は体力が低下しているので、無理なダイエットは控えるようにします。特に高齢出産で難産だったときは体力の消耗が大きいので、まずはゆっくり休養を取り、体力の回復を待つことが大切です。
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出産後のダイエットは軽い運動から
無事出産した後、多くの女性が気にするのが体型です。
芸能人の多くは、出産後も変わらない体型で復帰していることもあり、妊娠中の女性にとって、出産後の体型は大きな関心になっています。特に高齢になると新陳代謝も低下し、体型を戻すことが難しくなってきます。
そのため、出産後すぐにダイエットを始めようと考えている女性は少なくありませんが、注意すべきことがいくつかあります。
まず、出産というのは非常に体力を使うので、妊娠する前と比較して、脂肪を燃焼する能力が低下しているため、軽い運動から始める、ということです。
妊娠期間中には激しい運動ができず、筋力も衰えています。そのため、最初から強い負荷をかけたり、激しい運動をすると、体調不良をきたしたり、故障を引き起こしたりすることがありますので、最初は軽い運動からはじめ、徐々に負荷を高くしていくようにします。
急激なダイエットをすると母乳が出なくなることも
次に注意したいのは、母乳です。
急激なダイエットは、母乳の量に影響を与え、母乳が出なくなる、というケースもあります。これは、母乳が体内で生成される際には大量のエネルギーが必要なためで、ダイエットによってエネルギー源が少なくなると、母乳を作ることができなくなってしまうからです。
さらに、産後は体力が著しく低下しているので、無理なダイエットは体力の回復を遅らせることにもなり、育児に支障をきたす心配もあります。
特に初産のときは、自分の体力の低下度合いや、どれくらい母乳が出るのかがわかりません。できるなら、出産後半年はダイエットはしない方が望ましいといえます。