共働きで充実した生活を送っていると、子供が欲しいという気持ちにはなりにくく、高齢出産になりやすい傾向があります。また。生活のために共働きしている場合は、お金を貯めるまでは子供は持てないという事情もあります。
高齢で妊娠、出産をするようになった背景には、女性の社会進出という大きな変化があったことは確かですが、それ以外にも、共働きが原因のひとつになっていることがあります。
女性が高齢でバリバリ働いているということは、パートナーである夫も高齢のことが多く、社会的地位もそれなりにあり、女性と同様に仕事で毎日忙しい、という傾向にあります。
こういった夫婦ではお互いが忙しく、土日も仕事、というようにすれ違いの生活になったいたり、帰宅しても、会話はあるものの睡眠をとるだけになってしまっている、という状態は少なくありません。
そのため、いわゆるセックスレス夫婦の状態になってしまい、仕事が落ち着いて子供がほしいと思ったときはすでにかなりの高齢になってしまっていた、というケースです。
そしてなかなか妊娠できず、不妊治療を行うことになってしまいます。
こういった悪循環を防ぐためには、今は子供を持てない状況でも、将来的に子供がほしいのであれば、いつ頃を考えるのか、夫婦でよく話し合っておく必要があります。
その場合、不妊治療をするかどうかということも、夫婦の間でしっかり決めておくことが大切です。
不妊治療は費用もかかり、女性にとっては身体的な負担が大きく、時間もとられます。また、検査など、仕事よりも優先させなくてはいけないこともあります。
このように共働きをしている夫婦の場合は、一層の協力が必要になってきます。
女性の社会進出が一般的になり、女性が高い地位で仕事をすることも、以前に比べると増え、共働きにて稼ぐ夫婦が当たり前となってきました。共働き夫婦、しかも女性もある程度の地位にて仕事をしている場合、ある程度仕事が落ち着いてからとつい出産を先送りにし、高齢出産といわれる年齢となってから出産を考えるようになる場合も少なくありません。
そのため、高齢出産の妊娠にしにくさから不妊治療が必要となる夫婦も多くなります。
小子化が問題として扱われるようになって随分長い時間が経過したため、以前に比べると不妊治療の経費を一部公的に負担してもらえるようになったり、不妊治療休暇の取れる会社が増えたりと、働きながらの妊娠準備は以前に比べると楽になってきています。
しかし、共働きでの不妊治療はやはり容易ではなく、不妊治療の負担が原因となる離婚なども残念ながらあります。
共働き夫婦が妊娠に向かうにあたって、子作りの時間がないことも非常に大きな問題となることは少なくありません。夫婦それぞれがハードに仕事をこなしていれば、一緒の時間を過ごすことも難しくなり、夫婦での対話も減ります。
また、コミュニケーション自体に問題が無くとも、忙しく仕事をしていると時間に追われたり、疲れていたりと、子作りを敬遠してしまいがちです。
いずれ子供をと考えていたとしても、子作りを避けることが続いていては妊娠することはできませんので、共働きで子供を望む場合、より一層の夫婦の協力が必要になってきます。