不妊の原因は色々ありますが、男性と女性のどちらにも原因となる可能性があり、その割合はほぼ半々と考えられています。
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不妊の原因は女性だけでなく男性にもあります
不妊という言葉は世界で共通に使われており、WHO(世界保健機関)では、2年以上避妊をしていないのにもかかわらず、妊娠しない状態のことを不妊と定義しています。
不妊の原因は色々ありますが、男性と女性のどちらにも原因となる可能性があり、その割合はほぼ半々と考えられています。
男性に原因がある場合の主な症状としては、無精子症があります。これはその名が示すように、精液中に精子が存在しないことです。また、精子の数が極端に少ない場合も不妊の原因となります。
女性に原因がある場合の症状としては、排卵障害、卵管性不妊、着床障害などがあります。
不妊の心配があるときは、まず産婦人科に相談を
排卵障害というのは、何らかの原因で卵子の排卵がスムーズに行われなくなる症状のことで、排卵されなければ妊娠できないということになります。
卵管性不妊は、受精した卵子を子宮まで運ぶ役割をする卵管の働きが衰え、受精卵が子宮まで到達できないために起こる不妊です。
着床障害は、子宮まで運ばれた受精卵が、子宮壁に着床せずに排出されてしまうことで不妊となる症状です。
なかなか妊娠できないと不妊治療を受けることになりますが、年齢が高くなるにつれて成功率は下がってきます。これは身体の老化のためで、どうしても避けることはできません。
年代による不妊治療をした人の割合の調査結果では、20歳代が約8%、30~35歳が約18%、35歳以上では約27%が不妊治療の経験があると答えています。
自然妊娠が一番ですが、なかなか妊娠しない、35歳を超えているので妊娠できるか不安といった場合は自己判断せず、原因をはっきりさせるために、まず産婦人科などで診断を受けるようにします。