高齢出産では必ずしも帝王切開になるわけではありません

高齢出産は難産になりやす<､そのため､帝王切開で出産する人もいます｡但し､皆が難産になるわけではないので､高齢出産だからといって､かならずしも帝王切開になるとは限りません。

高齢出産は必ずしも帝王切開になるわけではないです

帝王切開か自然分娩かという問題は、特に高齢での出産に限ったことではありませんが、高齢になると難産になりやすいので帝王切開しなちくゃいけない、と思っている人は少なくありません。

高齢になると難産になりやすいという傾向は確かにありますが、実際に難産になる主な原因は、産道が硬くなることによることが多く、これは加齢のほかに、個人差も影響していることがわかってきました。

そのため、高齢での出産になったからといって、必ずしも帝王切開を選択する必要はなくなったといわれています。

高齢での出産は様々な不安やリスクを抱えているということもあり、医療による出産の介入を決めるタイミングが、若い世代と比べると、どうしても早くなる傾向にありますが、実際には、年齢よりも母体の健康状態や体力が影響していることもわかってきました。

そして、母体と胎児が健康で体力が十分にあれば、高齢でも自然分娩は問題なく可能、という考えが一般的になってきました。

特に、出産といっても帝王切開は立派な手術ですから、手術に伴う様々なリスクを背負うことになります。さらに、自然分娩よりも母体の回復にも時間がかかるので、出産後の育児にも影響が出てきます。

出産方法は自分で選択することはできませんが、まず自然分娩を考え、母体か胎児に異常があるなどといった事情がある場合以外は、帝王切開はなるべく避けるように、事前に医師や病院側と話し合っておくとともに、日ころの体調管理や体力維持といったことにも十分注意することが大切になってきます。