高齢出産になると、自分で不安を全て抱え込んでしまってマタニティーブルーになる人もいます。マタニティーブルーは軽いうつ状態と考えられているため、適切な処置を行って悪化を防ぐ必要があります。
どうしてマタニティーブルーになる?
妊娠中に起こる精神的な問題に、マタニティーブルーという状態があります。マタニティー=妊娠、ブルー=うつ、で、妊娠中のうつ病、と言うこともできます。
マタニテイーブルーは、妊娠中に、出産時の苦痛や出産後の育児に対する不安からくるもの、と思っている人は多いのですが、実は医学的にも、精神的に不安になる原因があることがわかってきました。
マタニティーブルーになる原因は、ホルモンのバランスの急激な変化とされています。さらに、出産、育児に対するストレスや不安から、精神的に不安定になりやすい時期でもあり、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなったりするほか、軽いうつ状態を引き起こします。
マタニティーブルーになるのは一般的に、妊娠中から出産後約一ケ月とされています。
高齢出産はマタニティーブルーになりやすい?
また、マタニティーブルーになることと高齢であることには相関はない、と言われていますが、高齢での妊娠・出産の場合は、より不安が高まる傾向があるため、実際にはマタニティーブルーになりやすいといえます。
ホルモンのバランスの乱れが原因ですので、その点では本来は一過性の問題といえますが、不安やストレスからくる「うつ状態」が悪化すると、出産後しばらくたってもうつ状態から回復できず、育児や普段の生活に支障をきたす危険性もありますので、注意が必要です。
対処方法としては、不安を取り除いてあげることが一番です。
出産や育児などに対する心配事を、家族や医師、看護士などに気軽に相談できる雰囲気を作ったり、安心して育児をすることができる環境を用意するなどして、出産や育児に対する不安を、できる限り減らしてあげるようにすることが大切です。