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高齢出産で避けられない卵子の劣化とは

高齢出産では、母体の負担やリスクも大きくなりますが、卵子の劣化が原因となって起こる流産や、ダウン症といった子供へのリスクも考えなくてはなりません。

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卵子も老化する?

高齢出産にはよくリスクがあるといわれますが、そのように考えられているのには、いくつかの理由があります。

ひとつは卵子の老化です。

人間を始めとして生き物は、歳を取るにつれて体のあらゆる部分が老化していきます。卵子も同様で、年をとるにつれて劣化していくのは止めようがありません。

卵子が老化すると卵子の性能が落ちると考えられています。性能が落ちるというのは、受精に成功した場合でも、細胞分裂が始まらなかったり、途中で止まってしまったり、染色体に異常が生じる割合が増えてきます。そしてその結果、流産したりダウン症の子供が生まれてくる可能性が高くなります。

このように高齢出産では、流産ダウン症の子供のリスクが高くなることを知っておく必要があります。

卵子の劣化には個人差もある

卵子の劣化には個人差もあり、40歳を超えていても、一概にすべての人の卵子が劣化しているとは言えませんが、一般的には、40歳の女性の卵子のDNAは、20歳の女性と比べ、2倍のダメージがあると考えられています。

卵子の劣化は生物の自然な働きなので、どうにかすることはできません。そのため、その他の面で十分に気をつけていく必要があります。必要以上に不安になることはありませんが、できる限りのことは取り入れて、出産に備えることが大切です。

芸能人をはじめ、高齢出産をしている方は大勢います。医療の方も高齢出産には万全の体制を備えるようになってきました。もし妊娠することができたら、丈夫な赤ちゃんを産むことに集中して、毎日を過ごすことも大切なことです。

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