妊娠する確率は、高齢出産でなくてもそれほど高いわけではありません。そのため、もしなかなか妊娠できないからといって、すぐに不妊症を心配する必要はありません。
目次
自然に妊娠する可能性は実はそんなに高くありません
妊娠について思い違いをしている人が多いのは、避妊をしていたのをやめるればすぐに妊娠する、と考えていることです。そのため、避妊をやめたのになかなか妊娠できないと、すぐに不妊症ではないか、と判断してしまうのです。
一般的に、避妊をせずに性交渉をした場合、排卵日を狙ったとしても、実際に受精に至る確率は40%くらいといわれており、自然に妊娠する可能性は思ったほど高いものではありません。
そして高齢になると、卵子の老化などの要因で、受精に至る割合はさらに低下していく傾向があります。
不妊に悩む人は確かに少なくありませんが、避妊をせず、普通の央婦生活を数ケ月ほど送っても妊娠しないからといって、すぐに不妊症になってしまったと考えるのは早計です。
不妊症になりそうな原因は避ける
不妊症になったかもしれないと悩み、それがストレスになって、かえって本当の不妊症になってしまった、というケースもあります。
また、毎月ちゃんと基礎体温を測り、排卵のタイミングをみていたとしても、そのときの体調などによって、受精できるかどうか、影響を受けることもわかっていますので、焦りは禁物です。
不妊症の可能性を疑う前にまず、不妊症になる原因はないか、生活や食事などを見直してみます。そして、もしどうしても心配という場合は、早めに病院などで診察を受けるようにして、妊娠に至らない原因を明らかにすることが大切です。